発見時に彗星には2’の尾が東（position angle= 90 °）にあると報告した(IAUC No. 9175)。尾は視野の中で上向きであったことをはっきりと覚えている。つまり、 正確には尾が東南東（position angle= 120 °） を向いていたことになる。このような尾が写った写真は見あたらかなったが、津村光則さんの写真を見て、自分の観測は正しかったこ とを確認した。
氏は、「東南東向きのエンベロープのような構造」を記載しておられ、この構造が自分の観測したものであると確信した。
C/201 V1 池谷・村上彗星の東南東方向の尾
このスケッチは、2010年11月3.801日UTの発見時の記憶に基づいて描いたのものである。彗星はデジタル星図MegaStar ver. 5 を印刷したものに描いてある。東北東に尾が伸びていることに注目。
使用した接眼レンズは、Planocular 30 mm, 78x、実視野1.1°、およびEthos 13 mm, 157x、実視野38’である。円は1.1°の視野を表す。
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